GameReport <観戦記>

2011年10月23日(日)近畿大学戦 @王子スタジアム

全勝同士で迎えることとなった大一番・近畿大学戦。1部昇格へ向けてずっと目標としてきたチームとの対戦となる。
今まで全試合で圧倒的な勝利を収めてきた近畿大学にはたしてどのような戦いを見せてくれるのか。

【第1Q】

阪大のKick Offで試合開始。そのKick Offでリターン側の追大はリバースプレーを仕掛けてくるものの逆に阪大#14久保が判断よく反応、敵陣10yds付近でタックルするという素晴らしいカバーをみせた。

和大戦

近畿大学のKick Offから試合開始。#1重良の好リターンにより阪大は最初のOffenceを相手陣45ydsという好フィールドポジションから開始する。

阪大Offenceの第1プレー、主将RB#7森山が近大Deffenceの中央を突破しいきなり15ydsのゲインを見せる。最初のプレーでフレッシュを獲得したことで緊張していたチームにいいムードが生まれ始める。
その後も森山のランを中心にリバースプレーなども交えながら相手陣15ydsほどまで攻め込むがここでパス失敗などによりフレッシュを獲得することができず、4thDownでフィールドゴールを選択。これをK#94荒子がゴールのど真ん中に蹴り込み阪大が3点を先制する。

≪阪大 3−0 近畿大≫

続く阪大のKick Off。K#83岩橋の大きなキックに#94荒子の好カバーも重なり近大Offenceを敵陣15ydsからと抑え込む。そのDeffenceシリーズでは最初のプレーこそ相手RBに8ydsほどのゲインを許すがその後はDB#1重良のパスカットやDL#52森山祐の好タックルでゲインを許さず、近大Offence最初のシリーズを3本で抑えることに成功する。

和大戦

阪大Offenceの2シリーズ目、WR#2野嶋へショートパスが決まったのちまたも#7森山遼のランで20ydsほどのゲインを見せる。ここからはQB#9谷村、RB#33鈴木のランなどでプレーを散らしながらのオフェンスを見せるがパスの失敗や自身の反則などで思うようにリズムがつかめず、そのまま第1Qが終了。

【第2Q】

和大戦

相手陣30ydsから始まったオフェンスは4thDownでギャンブルを見せるも失敗に終わり、相手に攻撃権を渡してしまう。

しかしここでも阪大Deffenceが気合の入ったプレーをみせる。近大TBのラン中心の攻めに対しLB#8武藤やDL#92高寺など反応よくタックルしフレッシュを許さず、2シリーズ連続での3&OUTに終わらせる。

相手の反則もありフィールド中央付近から始まった阪大Offenceはここで、特殊な体型からのランプレーを使った攻撃を見せるが相手DLのプレッシャーにOL陣が割り込まれ思うようにゲインできず、3プレーでパントに終わってしまう。

このパントではP#83岩橋のナイスキックに#35坂上の好タックルにより相手にほとんどリターンをさせずディフェンスへとバトンを渡す。

ここで近大Offenceは目先を変えてFBの早いランプレーや長めのパスなどを織り交ぜたOffenceを仕掛けてくるが、1回生#29藤谷が素早い反応からの激タックルでパス失敗に追い込む好プレーもありここでも3&OUTに追い込む。
ここまで阪大Deffence陣はほぼ完璧に近い内容で近畿大Offenceを封じ込めている。

和大戦

続くパントでこちらも1回生リターナー#33鈴木が積極果敢なリターンを見せボールポジションを相手陣からのスタートへと押し上げる。

なんとか均衡を破りたい阪大Offenceであったがここでもあと1人、2人取りこぼした近大DLに阻まれ思うようにゲインすることができない。
阪大はここでまたしても4thDownでギャンブルを選択。#84柴田をターゲットにパスを投げるも僅かに合わず攻守交代となる。

ここまで踏ん張りを見せている阪大Deffenceであったがこのシリーズでは最初のプレーで近大#29の大きなカットバックランにより一気に自陣まで運び込まれる。しかしそこからは相手ランに対しDeffenceチーム一丸となり素晴らしい集まりを見せそれ以上の前進を許さない。。

前半残り1分半、Deffenceの頑張りに報いるためにも何とかして追加点を取って後半へとつなげたい阪大Offenceであったが、ボールを持った#36安部が相手の激しいタックルを浴びボールをファンブル!!状況は一変し一発逆転のピンチを迎えてしまう。

和大戦

ここで近畿大は一気にTDをとりにノーハドルでのスピーディーなオフェンスを仕掛けてくるが、この日の阪大Deffenceの集中力も素晴らしく、ここ1番の粘りを見せ自陣15yds付近でのフィールドゴールへと追い込む。
ここでも阪大DL陣が大きくプレッシャーをかけ、なんとこのフィールドゴールを失敗に終わらせる!!

絶体絶命のピンチを脱した阪大はニーダウンで時間をつぶし前半終了のホイッスル。3点のリードをもってハーフタイムを迎える。

≪前半終了 阪大 3-0 近畿大≫

【第3Q】

和大戦

後半開始は阪大のKick Offから。ここで阪大K岩橋の蹴ったボールは相手リターナーの頭を大きく超えてタッチバック。相手陣20ydsからのDeffenceとなる。
後半最初のプレーでは相手QBのキープランでいきなりフレッシュを獲得されるが、そのあとは攻守両面で活躍を見せる主将#7森山の頑張りなどで前進を許さない。

攻守交代して後半最初の阪大Offence。#33鈴木の中央突破で上々の滑り出しをみせ、QB谷村のキープランなども織り交ぜうまく時間も使いながら相手陣まで攻め込む。
ここで阪大Offenceは#84柴田をターゲットに一発TDを狙いに行くもパスは失敗。パントに終わる。

近大オフェンスはQBのランやショートパスを中心とした攻撃で徐々に陣地を挽回し、阪大Deffenceの疲れにも乗じて阪大陣まで攻め込まれてしまう。阪大Deffenceも全員で集まりよく守り、ロングゲインは許さないもののじわじわとゴール前まで攻め込まれ、ここで第3Qが終了。

電光掲示板が4Qまで埋まり、近大相手にスコアは3-0。こんなスコアボードが見られることに少しうらやましさも感じた。

【第4Q】

和大戦

第4Q開始最初のプレーで阪大DB陣の真ん中にぽっかり空いたスペースにパスを投げ込まれ一気にゴール前8ydsまで攻め込まれる。しかしこのまま簡単にTDを許さないのが今日の阪大Deffence。
ショートパスには#29藤谷が反応よくタックルし、TBのランには#47片岡が体を張って止めに行く。3rdDown残り1ydsとなってのプレーでは全員が体を張り、文字通り一丸となってのDeffenceでゴールラインを死守しTDを許さない。

ここで近大4thDownでフィールドゴールを選択し、3点を獲得。同点となる。

≪阪大 3−3 近畿大≫

続くキックオフリターン、#1重良が相手のタックルをかわしながらハーフライン付近までボールを運び好ポジションからのOffenceとなる。
Deffence陣の疲れも考えるとOffence時間を使って少しでも休ませたいところであるがしかし、ここでは相手DLのプレッシャーが激しくラン、パスともに抑え込まれてしまい3&OUTに終わってしまう。

和大戦

ここでパントチームにもに少しミスが出てそれほど陣地の挽回ができずに攻守交代となってしまう。疲れを隠しきれない阪大Deffence陣は最初のプレーで相手TBのカットバックで20ydsほど前進を許す。
その後もオープンランなどで1stDownを獲得されてしまうが、必死の粘りで自陣20ydsほどのところでなんとか4thDown1ydsの状況を作り出す。

ここで近畿大Offenceはギャンブルを選択。更に一発TDを狙うという本当のギャンブルプレーに出るがこれを失敗に終わらせいまだ得点は変わらず3-3の同点のまま。

何とかいいところを見せたいOffence陣であったがパスが決まらず徐々に攻め手を失いパントに終わってしまう。
ここのパントでは#14久保が相手リターナーに強烈なタックルを浴びせる好カバーでリターンをさせない。

近大Offenceは細かいパスを使い小刻みに前進を重ね、時間をコントロールしながら攻め込んでくる。阪大Deffenceも必死に食らいつく。自陣15yds付近からのTDを狙ったプレーをなんとか凌ぎきり、フィールドゴールに持ち込む。

和大戦

このキックはプレッシャーも虚しく成功となり、得点は3-6。残り時間1分20秒。

≪阪大 3−6 近畿大≫

勝利のための最後の望みをかけたOffenceが始まるはずであったが、最初のプレーでまさかのインターセプトを被ってしまう。

ほんのわずかな勝利への可能性を信じてDeffence陣が必死に食らいつくもランプレーで時間をつぶされ、そのまま試合終了。近畿大学の勝利となった。

≪試合終了 阪大 3-6 近畿大≫

得点だけを見ると3-6、下馬評を考えれば善戦したように見えなくもない。

しかしそこには選手個人個人の能力、そしてチームとしての完成度の差がはっきりと感じられる試合となった。

これで自力単独優勝の夢は潰えたがまだ同率優勝プレーオフの可能性が残されている。
そのためには下を向いている暇などなく、次戦神戸学院大学戦に何としても勝利することが求められる。

僅かな可能性に賭けるために、また次回近畿大学と対戦するときに今回の差を少しでも埋められるように、選手たちにはさらなる精進をして次の試合に臨んでもらいたい。

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