GameReport <観戦記>

2011年9月25日(土)兵庫県立大学戦 @王子スタジアム

晴天の王子スタジアム。勝つには勝ったもののすっきりとしない試合運びだった初戦から2週間。TRIDENTSはこの期間でどのような成長を遂げているのだろうか。

【第1Q】

和大戦

阪大のリターンで試合開始。立ち上がりの阪大Offenceは兵県大に爽快な先制パンチを浴びせる。

最初のプレーのQB#9谷村からWR#84柴田へのショートパス、RB#36安部の中央へのランなどで前進。そして4プレー目に主将RB#7森山遼がオフタックルへのランプレーでボールを持つと鋭くフィールドを駆け上がりそのまま約50ydsを独走し、先制TD!!見事な1stシリーズであった。
K#82荒子のTFPも危なげなく決まり7点のリードを奪う。

≪阪大 7−0 兵県大≫

迎えた敵陣30yds付近からの今日最初の阪大Defense。前回の試合では味方の得点の後に辛抱できずに失点し、流れを引き寄せられなかったDefenseであったが今日はどうか、と心配していたところ、まず1stプレーで兵県大のパスプレーにおよそ15ydsのゲインを奪われあっさりフレッシュを許す。

和大戦

暗雲が漂いかけるがしかし、今日はこのあとが2週間前とは一味違った。続く兵県大の1stDownのランプレーをしっかり止めると、その後の2ndDownのランプレーを、MLB#8武藤が故障で欠場した前節の鬱憤を晴らすかのような激しいタックルでロスに追い込む。

さらに3rd&10からの兵県大QBのスクランブルもストップしPuntに追い込むことに成功。今日のDefenseは前節より落ち着いているように見える。

続く自陣深くからの阪大OffenceはQB#9谷村から#82荒子・#48三田村・#2野嶋といったWR陣へのショート〜ミドルのパスが小気味よく決まり敵陣30yds付近まで一気にドライブするもののここから決め手を欠きPuntに終わる。このシリーズではあまりランプレーが進まなかった。
ライン戦では阪大OLは兵県大DLを充分コントロールしているものの、最後の一人が取りきれずにタックルされているという印象である。

敵陣10ydsというフィールドポジションで迎えた阪大Defenseは兵県大のパスプレーに前進を許し、フレッシュを取られたところで1Qを終える。

【第2Q】

【2Q】そして、この2Q開始早々、阪大Defenseは兵県大のオープン展開のランプレーを2年生LB#26こがまがナイスタックルでファンブルさせ、それを自らリカバーするというビッグプレーによって敵陣30yds付近で攻撃権を獲得!!
この絶好の位置からのOffenceで阪大は兵県大の反則などにも助けられゴール前2ydsまで前進、最後はRB#23服部祥治が右オープンを走り、TD!!TFPのキックも沈め、リードを広げる。

≪阪大 14−0 兵県大≫

和大戦

次のシリーズ、阪大Defenseは一度フレッシュを許すものの集まりも良くDB#1重良のナイスタックルなどもあって兵県大を敵陣深くからのPuntに追い込む。そしてこのシチュエーションで望外のビッグプレーが飛びだす。Puntをキャッチした1年生Returner#33鈴木がおよそ40ydsのビッグリターン!!敵陣15yds付近での攻撃権獲得という状況を演出する。
ところがスタンドのボルテージが一気に上がったこの大チャンスで、阪大Offenceは自らのミスでTDは奪えず。K#82荒子のFGでの3点の追加にとどまる。

≪阪大 17-0 兵県大≫

和大戦

最低限の仕事しかできなかった阪大Offence。チームの状態が前節のままならここでDefenseが点を取られ流れを相手に渡すということもあり得ただろう。しかし今日の阪大Defenseはここで崩れない。次のシリーズをしっかり止めてまたも兵県大をPuntに抑え、そして再びそのPuntを#33鈴木が積極果敢なキャッチから10ydsほどの好リターンで敵陣45ydsまで持ち込む。
前半終了まで残り時間1分。ゴール前45yds。Offenceの見せ場ともいえるこのシーンで阪大Offenceは先ほどの汚名返上とばかりに意地のドライブをみせる。ランプレーこそあまりゲインはしなかったもののTime Outなどで時間をコントロールしつつ、締めはQB#9谷村からWR#2野嶋への34ydsのTDパス!!残り時間などを考えても相手にかなりの打撃を与えるいい前半の終わり方であった。

≪阪大 24−0 兵県大≫

残り時間などを考えても相手にかなりの打撃を与える前半の終わり方であった。

≪前半終了 阪大 24-0 兵県大≫

【第3Q】

和大戦

前半の最後をいい形で締めくくったTRIDENTS。後半はDefenseからのスタート。立ち上がり、兵県大のランプレーにずるずる前進を許し、4th&1のギャンブルを成功されフレッシュを獲得されるも、そのあとを1年生DB#13魚住の気合いのロスタックルなどで前進を許さない。

一方自陣40ydsから攻撃を開始した阪大Offenceはミスもところどころあったが#9谷村から副将#85緒方や#82荒子などWRへのパスで前進、さらにRB#23服部祥治の左オープンを駆け上がるロングゲインでゴール前6ydsに進出。
ところがここから兵県大の思い切りのいいDefenseの前に最後のひと押しができず4thDownに追い込まれ、結局TRIDENTSはFGを選択。しかしこのFGはスナップの乱れもあり不成功に。得点できないまま、第3Qは終了する。前半で大勢は決していたとはいえ、このQで得点を奪えなかったことはやはり近畿大学との現時点での力の差だろう。

【第4Q】

和大戦

阪大Defenseから始まった最終Q。阪大DefenseはDL#4福田のロスタックルやDB#13魚住のファンブルフォースなどもあったが、兵県大の4th&Longのギャンブルをまたしても成功されるなどして兵県大の前進を許すが、兵県大のミスなどにも助けられ再度のギャンブルを辛くも阻止し、攻守交替。

阪大OffenceはいきなりRB#3寺地のパワフルなインサイドのランで15ydsほどゲイン。その後もRB#36安部のパワーランなどでゴール前までドライブし、最後も#36安部が兵県大の選手を引きずってTD!!TFPも決まってさらに点差を広げた。

≪阪大 31−0 兵県大≫

その後の阪大Defenseはゲインは許したものの要所を1年生LB#51林とLB#8武藤の連続QBサックで締め、兵県大の反撃を抑え、このスコアのまま試合は終了した。

和大戦

TRIDENTSは2連勝という上々の滑り出しを見せた。今日の試合は前節と比べると立ち上がりから安定した戦いぶりであったし、また、1年生の活躍が目立ったことも非常に歓迎すべきことである。

しかし、今後戦う相手のことを考えると手放しで喜ぶことは全くできない。次節の対戦相手である追手門大学は少数精鋭でスピードあるプレーを随所にみせていたし、近畿大学は依然圧倒的な存在である。だがここからの戦いこそTRIDENTSが1年間望み続けた戦いであるはずである。
季節は冬に向かっていくがそれを忘れてしまうような熱い戦いを繰り広げてくれることを熱望している。

<執筆 "お">