GameReport <観戦記>

2011年9月10日(土)和歌山大学戦 @王子スタジアム

2011年9月10日。秋シーズンの開幕。悲願のDiv.1に向けた長い戦いがいよいよ始まる。初戦の相手は和歌山大学。9月とは思えぬ暑さであるが、しっかりと勝利し今後の戦いにつなげていってもらいたいものである。

【第1Q】

和大戦

阪大のReturnで試合開始。Returner#14久保は20ydsほどリターンするものの、タックルされた際にファンブル。結局阪大が押さえて事なきを得たがひやりとするプレーであった。

続く阪大offence。立ち上がりからQB#9谷村のパス、主将RB#7森山遼・FB#36安部のランが次々に決まりあっさりと2度フレッシュを獲得し敵陣30yds付近まで攻め込む。見たところライン戦では阪大が優位に立っているようである。

しかし続く1st Down、エクスチェンジミスでファンブルし、ゲインできない。さらに和大の思い切ったブリッツによりQBサックを浴び3rd Down&Longの状況に追い込まれ、フレッシュを狙ったパスを和大にインターセプトされるという最悪の形で攻守交替。

突如回ってきた阪大Defense。和大の連続ランプレーにあっさりと前進を許してしまう。幸い3rd Downで和大に後ろパスのミスがでて大幅にロスしたためPuntに追い込めたが、こちらはライン戦で劣勢だったため非常に不安の残る1stシリーズであった。

和大戦

立ち上がりはインターセプトを喫したOffenceだったが、次のシリーズは非常にいいリズムで展開する。RB#7森山遼・RB#23服部のランプレーとWR#2野嶋へのショートパスを軸に、見事にプレーを散らし相手に的を絞らせない。
和大D#も果敢にブリッツを試みるが、紙一重で届かず。気づけば5度フレッシュを獲得し、敵陣17ydsまで侵入。最後はQB#9谷村からWR#2野嶋への17ydsのパスが通り先制のTD!! しかしTFPは決められず6点のリードにとどまる。

≪阪大 6−0 和歌山大≫

【第2Q】

しかし先制した直後の阪大Defenseは和大のランプレーを止めることができない。インサイド・アウトサイドともにコンスタントに距離を稼がれずるずると後退する。最後は自陣15ydsからミドルパスを通され、TDを取られる。和大がTFPのキックを外したため逆転はされなかったものの、掴みかけたモメンタムをあっさりと手放してしまった感は否めなかった。

≪阪大 6−6 和歌山大≫

和大戦

そんな嫌な雰囲気の中での続く阪大Offenceだったが、和大D#のプレッシャーの前に、1度は1st Downを更新するもののすぐに4th Down&Longのシチュエーションに追い込まれる。しかし、ここで阪大はPunt隊形からP#83岩橋がオープンを駆け上がりギャンブルに成功。フレッシュを獲得した。ベンチとスタンドは一気に盛り上がりをみせる。そして阪大Offenceはこの勢いを駆り、2プレー後にRB#7森山遼がオープンを20yds独走しTD!!今度はTFPをK#83岩橋がしっかり決めて再度リードを奪う。

≪阪大 13−6 和歌山大≫

和大戦

ところが、突き放しておきたいこの場面で、和大のキックオフリターンで自陣25ydsまで挽回されるというビッグプレーを許したのである。「また追いつかれるのか…」そんな空気が漂いだす。しかしここで阪大Defenseが粘りを見せる。DL#90梨木のQBサック、さらにDL#4福田のあわやQBサックという好ラッシュ、そして4th Downに追い込んで和大のギャンブルで再び#90梨木のQBサックとビッグプレーを連発!!阪大Defenseは厳しいフィールドポジションからのDefenseを見事に凌ぎきる。そして、阪大Offenceがフィールド中央付近まで攻め込んだところで前半が終了する。

≪前半終了 阪大 13−6 龍谷大≫

【第3Q】

和大戦

阪大Defenseから始まった後半、前半同様和大のランプレーに多少はゲインを許すものの、要所をDB#1重良の見事なロスタックルなどでしっかり締め、ロングドライブを許さない。ここからしばらくお互いのDefenseが粘りを見せる時間が続く。

阪大Offenceは代わったQB#18樫原淳のキーププレーなどで攻めるもミスなども重なり、思うようにゲインできない。そして迎えた第3Q残り2分、阪大のスペシャルチームにビッグプレーが飛び出す。自陣からPuntを蹴った阪大は、相手Returnerへの#35坂上の強烈なタックルによりファンブルを誘発、そのボールを#14久保が押さえ、敵陣15yds付近という絶好のフィールドポジションからのOffenceを迎えることになる。このシリーズをRB#7森山遼の6ydsのTDランでしっかり得点に結び付け、阪大はリードを広げる。

≪阪大 20−6 和歌山大≫

【第4Q】

和大戦

そして最終Q、阪大OffenceはQB#18樫原淳がスクランブルで約40ydsをゲインするビッグプレーで敵陣に侵入するも、後が続かずPuntを選択。ここでDefenseがまたもターンオーバーを奪う。和大のオープン展開のランプレーをDB#22杉本が勢いよくタックルし、ファンブルフォース!!そのボールをDB#1重良が拾い敵陣20yds付近から阪大は攻撃権を獲得。

このチャンスに阪大OffenceはRB#36安部の力強い中央突破でしっかりとTDを挙げた。

≪阪大 27−6 和歌山大≫

この後またも阪大DefenseのファンブルリカバーからOffenceが敵陣深く攻め込んでFGを蹴ったものの、これは外れ、スコアが動くことはなく試合は終了した。

和大戦

TRIDENTSは2011年秋初戦を27−6の勝利で飾った。入り方が難しい初戦で勝利を挙げたことはまず満足できる結果なのだろう。しかし内容を見てみるとあまりに多くの拙いミスを犯し、それ以上に相手の夥しいミスに助けられた試合だったという印象である。攻守蹴いずれもまだまだ完成度は低いように映った。

Div.1を目指すチームとして当然一番納得がいっていないのは4回生を筆頭とする選手たちであろう。
どのように修正して以降の試合に臨むのか、期待したい。

<執筆 "お">