GameReport <観戦記>〜軌跡〜

2010年5月9日(日)大阪産業大学戦 @EXPO

大産戦

  昨年秋に全勝対決で敗れ、非常に悔しい思いを味わって約半年。また春の試合が決定したときから、この大産大との試合を春の集大成と位置づけ、まさにTRIDENTSの現時点での実力を知る一戦となることは間違いなかった。

【第1Q】

大産戦

大産大陣地40ydsから開始された大産大のオフェンスでは、阪大ディフェンスはRBのランを止められなかった。サイン的には止まっていても、タックルを簡単に振り払われ、気がつけば、ものの4プレイでTDを奪われてしまった。しかし、その後のTFPはDL#56大家がキックをブロックし、6点にとどめた。

≪大阪大 0-6 大産大≫

大産戦

それに対して阪大のオフェンスは、TB#17森山のオープンのランなど、いいオフェンスを見せたりもしたが、単発で終わってしまい、なかなか攻めきれず#29井上のパントにより、攻撃権がまた大産大に移った。

その後の大産大のオフェンスは、DL#56大家がロスタックルを決めたりもしたが、QBのオプションプレイと、ダイブ、ショートパスを組み合わせて、テンポ良く進められ、ここで1Q終わった。

【第2Q】

大産戦

1Qから引き続いての大産大オフェンスはファーストプレイでオプションプレイを選択する。そしてこれをQBがそのまま持って走り、この試合2本目のTDを奪われる。ここでも阪大ディフェンスのタックルミスがあり、ここに阪大ディフェンスの大きな課題が浮き彫りになったように思われた。
今度はTFPも決められ、さらに7点を追加された。

≪大阪大 0-13 大産大≫

和大戦

続く阪大のKORでは、リバースプレイを行い#22杉本が自陣36ydsの所まで持っていき、オフェンスに託した。しかし、そのオフェンスは、3回ともランを選択するも、すべて止められてしまった。やはり、たとえライン戦では負けていなくても、LBやSFまで前がかりでランを止めてくる大産大のディフェンスに対し、フロント陣は少し大変そうに思われた。

次の阪大ディフェンスでも、前回と同じように攻められ、ブリッツを増やしたり、サインで色々対策を講じるものの、大産大オフェンスのメインのプレイであるQBのオプションプレイが止まらず、結局3本目のTDを許してしまった。

≪大阪大 0-20 大産大≫

その後は、ディフェンスではLB#37延岡のQBサックなど所々ではいいプレイを見せてくれるが、同じような展開となり、結局FGを決められさらに3点追加された。

≪大阪大 0-23 大産大≫

残り1分を切り、このまま前半が終わるかと諦めかけていたが、KORでRet#2野嶋がビックリターンし、敵陣44ydsまで持ち込む。今度は逆に期待して阪大オフェンスを見守るが、どうしても攻めきれず、キックもできず終わってしまった。

【第3Q】

大産戦

前半の悪い流れを断ち切り後半どこまで立て直せるか心配していたが、オフェンス、ディフェンスとも最初のシリーズでその心配を忘れさせてくれた。

オフェンスでは、ラインがLBを巻き込んでDLを押せるようになると、ランが出るようになり、またQB#9谷村がオプションプレイで自ら持って上手く走ったり、プレイアクションのパスをTE#5山本が落ち着いてキャッチしたりと、敵陣17ydsまで攻めこんだ。しかし、あと1歩が及ばずTDにはいかなかったが、K#7井上がFGを決めこの試合阪大の初得点である3点が入った。

 ≪大阪大 3-23 大産大≫

大産戦

一方のディフェンスも、フロントを4−3から3−4に変更したのが当たった。前半には止められなかったTBのランなども止め、またLB#25片岡のナイスタックルもあり、相手にフレッシュすらさせなかった。

どちらもいいリズムが生まれ始め、サイドラインにも少しずつ活気が戻り始めていた。

【第4Q】

大産戦

3Qの最後からいいリズムのままオフェンスを続け、敵陣22ydsまで攻め込むも、ここで交代違反などの反則をしてしまい、勢いに水を差されてしまった。しかし、K#7井上が敵陣25ydsからのキックを決め、TDにはならなかったが、なんとか得点にはつなげることができた。

≪大阪大 6-23 大産大≫

このディフェンスを前回同様しっかり止め、なるべく早くオフェンスにまわしたいところだったが、疲れからか、前半に見られたタックルミスがこの場面でまた起こるようになり、そうなると敵のオプションプレイを止めるのは難しく、結局自陣深くまで攻め込まれ、最後はQBスニークでダメ押しのTDを許してしまった。

≪大阪大 6-30 大産大≫

        大産戦

時間的に厳しくなってしまったが、決して諦めたわけではなかった。次のオフェンスでは前回のいい流れをそのままに、敵陣35ydsまで攻める。そこで、ゾーンフェイクのパスを選択する。そして、そこからQB#9谷村のとっさの判断での前ピッチを受け取った#7井上がそのままエンドゾーンまで走り、ついにTD!!・・・と思いきや、イエローフラッグ。TDは幻となってしまった。

その後は、キックの距離まで、進めることもできず、攻守交替。ディフェンスは最後まで、QBのオプションプレイを止められず、時間だけが過ぎ、そのまま試合終了。

《最終スコア 大阪大 6-30 大産大》

今まで気づかなかったり、ないがしろにしていた問題や課題が、この試合によってはっきりと形に表れた。オフェンスもディフェンスもそれらに目を向け、1つ1つ確実に潰していかなければ、目標の1部昇格なんて夢のまた夢で終わってしまうだろう。これからまだまだハードスケジュールで試合が行われていく中、残された時間をどうやって使っていくかで、これからのTRIDENTSは大きく変わっていくと思う。残りの春の試合では、今よりもっともっと成長した姿を見れることを期待したい。

<執筆 "お">