GameReport <観戦記>

2009年5月10日(日)京都産業大学戦 @EXPO

京産戦

昨年度、2部Bブロックにて優勝決定戦を含め、2度の熱戦を演じた相手。昨年度の11月8日から同じだけの時を過ごし、どちらの方がより良い練習を重ねてきたのか。春ということもあり、この試合で一概に測れるものではないが、強豪京都産業大学を相手に今年の大阪大学TRIDENTSの力を見るいい機会であった。

【第1Q】

京産戦

天候は晴れ。阪大のKick Offから試合は始まった。 立ち上がり、阪大ディフェンスは京産大オフェンスに長いドライブを許してしまった。

京産大は自陣24ydsからワンバックのショットガン体型を中心にオフェンスを組み立てていった。阪大ディフェンスはDL #47楠田がロスタックルを見せ、きっちりと止める場面が見られたが、3rd-downの攻撃で尽くQB #7本庄にパスを通されるか、QBのランにより大きなゲインを許していた。QB #7本庄からの短いパスとQB自身のランという、昨年度秋シーズンで苦しめられた形とほぼ同様の形を止められずにレッドゾーン近くまで京産大に攻め込まれていった。試合開始から7分、残り25ydsというところでQB #7本庄からエンドゾーンへ走り込むWR #27藤田へのフェードのパスが決まり、先制点を許した。

京産戦

≪阪大 0−7 京産大≫

阪大オフェンスはPro Iからのパワープレーを中心に京産大を攻めていった。 初戦でも活躍を見せた2回生RB #17森山がこの試合でも早速オープンのランとパワーのランによりゲインを重ね、そのポテンシャルの高さをみせつけた。第1Q終了間際には約50ydsをドライブし、敵陣深くまで攻め込んでいった。

【第2Q】

このクォーターでは阪大ディフェンス堅い守りにより、全くドライブを許さなかった。加えて、LB #5加藤がパスインターセプトを見せ、尽く良いフィールドポジションでオフェンスに攻撃チャンスを与えた。  しかしながら、阪大オフェンスはこれらのチャンスをすべからく逃すこととなる。

京産戦

前クォーターで残り28ydsまで攻め込んでいた阪大オフェンスは、開始早々QB #7石川からエンドゾーンへ走り込むWR #88川本へとフェードのパスを試みたがこれは失敗。ランによりドライブを試みたが、京産大ディフェンスの厚い壁に阻まれ4th-downにて阪大オフェンスはフィールドゴールを狙ったが、これが外れ1度目のチャンスを逃した。

しかし、ディフェンスが良いリズムで京産大オフェンスを止め、回ってきたこのクォーター2度目のオフェンス。TE #83山本へ約20ydsのこの試合初のパスが決まり勢いに乗り、RB #17森山のカウンターのランなどにより敵陣7ydsまで攻め込んだ。が、ここでまた京産大のディフェンスに阻まれフィールドゴールを狙うに終わり、これを決め3点を返した。

≪阪大 3−7 京産大≫

さらに前半最後にまたもや#5 加藤のインターセプトにより敵陣30yds付近でオフェンスが回ってきたが、2連続でロスタックルを受けタッチダウンには至ることが出来なかった。

【第3Q】

京産戦

阪大のオフェンスから始まった後半。前半の悪い流れを払拭したいとこであった。しかし、二つのファウルにより阪大オフェンスは自ら攻撃の芽を潰してしまった。

嫌な流れで始まった後半、京産大オフェンスは短いパスを確実に決めてはきたものの、阪大ディフェンスはきっちりと4回の攻撃で止めた。ここで、京産大のパントの際にDL #47楠田が中から抜け出し、パントをブロック、またしても阪大オフェンスは敵陣深くからの攻撃権を獲得した。ここでQB #7石川からのパスを試みるも、これが通らずリズムを掴めないままほとんどボールを進められず後半に入っても阪大オフェンスはチャンスを逃した。

【第4Q】

京産戦

阪大オフェンスは前半最後以降、ほとんどドライブ出来ずにいた。ランは所々で出るものの、パスが一向に決まらず、全く流れに乗れないでいた。  ディフェンスは第1Qの最初で攻め込まれたのを最後に堅い守りをみせていた。第4Qが3分を過ぎようかというところで、京産大オフェンスがこの試合何度も決めて来ていたWRへの5ydsフックをCB #26重良が素早い上がりでインターセプト!!! 42ydsを駆け抜け、一気に敵陣25ydsまでボールを運び、阪大オフェンスは3度目の敵陣深くからの攻撃権を獲得した。

京産戦

1st-down、オープンのランを試みたがホールディングにより再び嫌な流れを自ら持ち込んでしまった。続いてプレイアクションのパスを試みたが、QBサックに終わった。残り20ydsとなり、2nd downでスクリーンプレイによりRB #4木村が10ydsを獲得。残り約10ydsで阪大ディフェンスはパスを選択。しかしQB #11吉田がWR #88川本に投げたボールは京産大ディフェンスLB #48阪東の手に吸い込まれインターセプトされてしまう。

またしても阪大オフェンスは絶好のチャンスを逃し、エンドゾーンを目前にインターセプトを許してしまった。  そのまま、残り時間互いに攻め込むことはできず試合は終了した。阪大は敗北を喫した。

≪阪大 3−7 京産大≫

京産戦

この試合、ディフェンスは最初でタッチダウンは奪われたものの、第2Q以降十分な結果を出した。スペシャルでも#47 楠田のビッグプレーなどにより、オフェンスのフィールドポジションは申し分なかった。しかしこれらのチャンスを尽くオフェンスは逃してしまった。

この試合では京産大のQBと比べ、阪大のQBがあまりにも無力に思えた。QBがパスを通せなさすぎるように感じられる。第1戦で感じられた不安がそのまま持ち込まれたような様相であった。また、ラインもユニットとしてもう一段力が足りないと思われる。

オフェンスがこのままでいては、一部昇格は遥かに遠すぎるだろう。まだ5月の初めである。これからのオフェンスユニットの進化に希望を託したい。

<執筆 "さ">