GameReport <観戦記>

2009年10月11日(日)和歌山大学戦 @EXPO

和大戦

 例年全体的にレベルの高いバックスが率いるオフェンス、そして初戦・第二戦と第3Qまで失点をゼロに抑えてきたディフェンスを有する和歌山大学に大阪大学も苦戦を強いられるかと思われた。しかし、和歌山大学を一蹴。52-10という大差で大阪大学は勝利を収めた。

【第1Q】

和大戦

展開の早いクォーターであった。まずは大阪大オフェンス。ブリッツを多用し、アグレッシブなディフェンスを展開する和大に厳しいプレッシャーを掛けられつつもQB#11 吉田が2本のパスを決め、すぐさま敵陣深くへと攻め込む。敵陣レッドゾーンへと入り込んだところでRB#4 木村が中央突破。最後はFB#29がダイブによりエンドゾーンまでの2ydsを押し込み、この試合も開始早々先制タッチダウンを決めた。この後、#29 井上が自らP.A.T.のKickも決め7点を獲得した。

≪大阪大 7-0 和大≫

和大戦

続く和大オフェンスでは、LB#5 加藤が1st playで3ydsのロスタックルを決める。ディフェンスも勢い付くかと思われた。しかし、次のプレー目でこちらも前試合同様、独走を許し和大RB#22 がインサイドのランプレーで77ydsを駆け抜けタッチダウンを決めた。P.A.T.も決まり、わずか2プレーで再び振り出しへ戻ることに。

≪大阪大 7-7 和大≫

この後、大阪大オフェンスは単発でロングゲインを得るもののファンブル、パス失敗が重なり45ydsの長いField Goal Kickを余儀なくされる。しかし、このロングキックをK#29 井上が見事に成功させ、再び大阪大がリードを奪った。

≪大阪大 10-7 和大≫

【第2Q】

和大戦

第1Q終わりから続く和大オフェンスシリーズでは、ドロー、ゾーンからのラン、ショベルパスにより、和大オフェンスのRB#1, 22, 39が次々に大阪大ディフェンスをかき乱していた。パスでもTE/SB#89がその体格を生かし、大阪大ディフェンスを引き摺ってランアフターキャッチでゲインを重ねていった。大阪大陣地深くへと攻め込んで行く場面も見られたが、LB#47 楠田の大外からのブリッツ、DB#42 河本の激しいロスタックルが要所要所で決まり、和大オフェンスのドライブは中々得点へと繋がることはなかった。第2Q最後にはLB#8 武藤が大外からのブリッツでQBサックを決め、9ydsのロスを奪うビッグプレーで前半を締めた。

和大戦

対して大阪大オフェンスは第2Q最初のシリーズではQB#11 吉田がオプションランプレーで自らボールをキャリー、すぐさまレッドゾーンへと侵攻した。エンドゾーンまで残り16yds地点からの攻撃では、RB#17 森山がスピードのみで4人のタックラーを置き去りにして大外を駆け上がり3本目のタッチダウンを奪った。P.A.T.ではH#1 丸岡が2point conversionを成功させ8点を追加する。

≪大阪大 18-7 和大≫

第2Q後半で回ってきた大阪大オフェンスシリーズでも2枚看板TB#4 木村、#17 森山の活躍によりエンドゾーン目前まで攻め込み、最後は木村がカウンターでタッチダウンを決めた。ここまで大阪大オフェンスは全てのシリーズで得点を収め、折り返しを迎える。

≪大阪大 25-7 和大≫

【第3Q】

和大戦

 後半開始早々、大阪大ディフェンスLB#5 加藤が和大QB#2のプレイアクションからのパスをインターセプトし、一気に和大陣地15ydsまでボールを持ち込んだ。大阪大オフェンスはこのチャンスを逃さず、パワーブラストで押し込みRB#4 木村が再びタッチダウンを決めた。K#29井上が落ち着いてKickを決め、和大が試合開始早々のタッチダウン以降追加点を決めることが出来ずにいる間に大阪大は早くも25点を積み重ねた。

 ≪大阪大 32-7 和大≫

和大戦

 大阪大ディフェンスは後半最初のシリーズでインターセプトして以降はこのクォーターでも長いドライブを許していった。3Q中盤ではRB#1 のゾーン、ショベルパス、SB#89へのパスを中心に自陣8ydsまで攻め込まれニ度目の失点のピンチを迎えた。しかし、ここでLB#44 榎が中央からブリッツで突っ込み、QBサックを決め5ydsのロスを奪うファインプレーを見せた。QBサックにより勢いを挫かれた和大オフェンスはドライブを続けることが出来ず、25ydsのField Kickを選択しこれを成功させた。

≪大阪大 32-10 和大≫

 続くKick Offでは和大がオンサイドキックを仕掛けるが、蹴られたボールはサイドラインを割り失敗に終わった。フィールド中央から始まった大阪大のオフェンスシリーズでは和大のブリッツを多用した激しいラッシュでパスを封じられるものの、タイミング良くTB#17 森山へのスクリーンがコールされ、これが成功し和大陣地10ydsまで攻め込む。最後はQB#11 吉田がSB#1 丸岡へのタッチダウンパスを成功させた。

≪大阪大 39-10 和大≫

【第4Q】

和大戦

和大オフェンスで始まった第4Q、その開始早々で今度はDB#26 重良がパスインターセプトを決める。このインターセプト後、重良は2人のタックラーをかわし、35ydsのナイスランを見せた。DB#26 重良の活躍により敵陣からの攻撃シリーズを迎え、大阪大は再度得点チャンスを得た。だが和大LB#54のQBサックによりフレッシュを阻まれ、エンドゾーンまで持ち込めずにKickを試みた。しかしスナップミスによりこのKickも失敗しチャンスをふいにしてしまう。その後、この最終クォーターではようやく大阪大ディフェンスが安定して和大オフェンスを止めるようになっていた。最終シリーズではDE#47 楠田 のQBサックやDB#26 重良の2度目のインターセプトも見られ、終わり方は良かったのではないだろうか。 その間もオフェンスはランプレーを中心にしっかりとドライブし6本目のタッチダウンを決めた。

≪大阪大 46-10 和大≫

試合終了直前に回ってきた最後のオフェンスシリーズではQB#9 谷村が2本のミドルパスを決めテンポ良くレッドゾーンへと攻め込んだ。そして残り数秒となったところでWR#88 川本への20yds超のタッチダウンパスを決め非常に良い形で試合を締めくくった。

≪大阪大 52-10 和大≫

        和大戦

見事な勝利であった。特に大阪大オフェンスの力は目覚ましいものであった。2枚のTBは相も変わらず良いランニングを見せていた。そして、試合終了直前のWR#88 川本によるタッチダウンパスのキャッチは特に素晴らしいプレーであった。しかしながらディフェンスはこの試合、和大オフェンスにかなりボールコントロールをされてしまっていた。結果として大差ではあったが、出来としては良くなかったと思われる。12月にExpo Flash Fieldのフィールド上で1部校の眼前に立つためには、オフェンスも含めてまだまだプレーの精度の向上が必要であろう。次戦は06年度から対戦し続けている大阪学院大学戦。過去の経験からしても明らかに強豪である。気を引き締め直して臨んでもらいたい。

 

<執筆 "さ">