GameReport <観戦記 〜軌跡〜>

2008年10月5日(日)京都産業大学戦 @EXPO

この試合は阪大が一部への可能性を見せた試合だった。

前節まで互いに二連勝し、Bブロック前半戦の天王山はあいにくの雨模様の中Kick Offとなった。京産大のKickで始まったゲームは、序盤の立ち上がりは互いにディフェンスがいい働きをした。

【第1Q】

今季スペシャリストにめぐまれている阪大はR #17森山選手が好リターンを見せ、敵陣35ydsからのオフェンスとなった。序盤のシリーズでノーハドルオフェンスを展開した大阪大オフェンスに対し、京産大ディフェンスは3本で止めるなどやはり一筋縄ではいかない相手のようだった。

いつもの阪大の立ち上がりの悪さを感じたが、そこを大阪大ディフェンスもきちんと止めることで流れを引き寄せた。

ディフェンスとキッキングが回してくれた好ポジションをオフェンスが活かしたのは1Q終盤、3回目のシリーズだった。

自陣43ydsからのオフェンスは#4 RB 木村選手のラン#1 WR 丸岡選手へのパスで1st Downの更新を重ね、最後は#4 RB 木村選手がオフタックルを走り8ydsのTD!!

まさか、京産大相手に先制TDを奪う展開になるとは予想していなかったのように、スタンドからは歓喜の声が上がった。しかし、前節につづきまたもやキックが外れ【阪大6-0京産】

【第2Q】

2Qは大阪大のKickから始まった。K #32 鈴木選手が敵陣奥深くに蹴り込み敵陣13yds付近からのディフェンス。

このシリーズは京産大にドライブを許してしまうものの、レッドゾーンディフェンスではDL陣が好タックル、プレッシャーをかけFGに持ち込む。この25ydsのFGを京産大が外し、まさかの【阪大6-0京産】

流れは阪大に傾いた!

Punter #29 井上選手の好パントや、ディフェンスではLB #8郡山選手の好タックルもあり、またもや自陣48ydsからとなったオフェンスはRB #33新川選手 #4木村選手のランでゲインを重ねた。このシリーズはTDで完結はしなかったが、FG圏内に入り追加点かと思われた。が、またもやボールが乱れFG失敗に終わる。

【阪大6-0京産】

ここで前半終了、あっという間の2Qだった。

前半はディフェンスやリターンチームが好ポジションを与え、オフェンスがドライブするといういい形のゲーム展開になった。しかし、雨とはいえキックにミスが目立ち、これが勝敗を分けることになるのではないかと不安も残るゲームだった。

【第3Q】

K #32 鈴木選手の好キックから始まった後半、前半同様お互いのディフェンスが要所を締め一進一退の攻防となった。

オフェンスはいまいちゲイン出来ず、WRがフリーになる場面は見られたが、QBと息が合わず今一歩パスが通らない。しかしディフェンスではDB #26 重良選手のタックルや同じく#22 藤原選手の三試合連続インターセプトが見られたが、その直後のパントで京産大にリターンTDを許してしまう

敵陣奥深くに蹴りこんだパントだったが、R #22森田選手に約90ydsのリターンTDを奪われてしまった。

【阪大6-7京産】

いいリズムになりかけていたこともあり、スタンドにも嫌な空気が流れた。

しかし、今年の大阪大はやはり違った。自陣35ydsからのとなった。1点を追いかけてのオフェンスはQB #11吉田選手のKeep RunやRB#4木村選手のランでドライブし、最後はQB #11吉田選手が自ら持ち込みTD!!直後にTE #89大津選手へのパスで2ポイントコンバージョンも決め【阪大14-7京産】とした。

その後3Q終盤またもやディフェンスが活躍する。LB #47楠田選手がファンブルリカバーを奪い敵陣39ydsで攻守交替!

【第4Q】

このチャンスをオフェンスがRB #33新川選手#2小木曽選手のランできちんとつなげ、最後は#5 加藤選手へのパスでTD!とした。【阪大21-7京産】

この時点で4Q残り10:40誰しもが阪大の勝ちを感じ始めていた。

しかし、このまま終わる京産大ではなかった。昨シーズン二部優勝校のプライドをかけたオフェンスに阪大ディフェンスの反則もあり、パスを中心に阪大陣奥深くへとドライブされ、最後は1ydsを走られTDを奪われる。【阪大21-14京産】

TD一本差となり、残り時間5:38どちらに転ぶか分からない状況にスタンド・ベンチともに緊張が高まった。

しかし、京産大にオンサイドキックを決められてしまう

「まさか・・・」

そう思ったのもつかの間、再びTDを奪われてしまった。  【阪大21-21京産】

その後、両者ともにオフェンスは不発。最後は阪大オフェンスが自陣42ydsからの攻撃だったが、そのままタイムアップとなり。

優勝を懸けての大一番はまさかの引き分けという結果に終わった。

試合全体を振り返ると、攻・守・蹴ともにいい所はあったが、シーズン始まって以来相変わらずのミスが目立っていたように思う。

今回京産大と引き分けた為、残り二試合両者共に全勝した場合プレイオフとなるそうだ。このままでは正直不安が残る。だが、この三試合でTRIDENTSには十分に戦えるだけの力があることは示されたといっていいと思う。あとは、際どい所で競り勝てるようになることが必要になってくるだろう。アメフトのレギュラーシーズンも残り二試合。プレイオフ、代表決定戦、そして入れ替え戦。その全てに選手・スタッフ・コーチ一丸となって勝利して欲しい。

次節も勝利を期待している。

<執筆 スタンドより”い”>