GameReport <観戦記 〜軌跡〜>

2008年9月23日(火・祝)大阪学院大学戦 @王子スタジアム

TRIDENTSの第二戦は去年の雪辱を果たす試合となった。

第二戦は昨年大敗した大阪学院大学、攻守ともに結果を出せなかった相手に一年経った今どう立ち向かうのが、試合開始前から楽しみだった。

チームのブログを見ていると、”Remember 10.20!”とあり、スタンドにはスペシャルサポートディと言う事もあってか、90名近いOB・父母・後援会の方々が駆けつけた光景からはチームの一部への思いを感じられた。

【第1Q】

大阪大学のキックオフで試合は始まった。昨シーズンの一発TDのイメージが払拭されないまま始まったゲームだったが、学院オフェンスに数プレイ目でファンブルがあり、攻守交替!かと思われたが、これは相手がリカバー。 しかし、阪大ディフェンスは最初のシリーズを3つで止め攻守交替とした。

自陣49ydsから始まった阪大のオフェンス、一本目からパスが通りファーストダウン獲得!その後はオープンのラン、フリフリと今までの試合とは違ったオフェンスの展開を見せる。3rdダウンとなったが、QBがスクランブルし1stダウン。ライン戦も阪大が勝っているようだった。今日の阪大オフェンスはランに自信があったのだろう、敵陣15ydsからのギャンブルは#4RB 木村選手がそのまま持ち込みTD!!! 【阪大 7-0 学院】

前節はエンジンのかかりの遅さが気になっていたが、オフェンス・ディフェンスともに心地のいい立ち上がりとなった。得点した直後のキックオフは前の試合でも好キックを見せた#32 鈴木選手のキックにより敵陣15ydsからのディフェンスとなった。

ディフェンスはパスの対策をしっかりとしてきたのだろう、パスを3本連投されるもしっかりと止め、パントに持ち込んだ。その後は多少出されるも、とくに危なげもないディフェンスだったので安心して2Qを迎えることが出来た。

【第2Q】

ところが、ディフェンスは2Q始まって早々ロングパスを通され自陣奥深くまで持ち込まれてしまう、その後G前からランを繰り返されてTDを奪われてしまった。【阪大 7-7 学院】

これに阪大スタンドは少し意気消沈してしまった様に見えたが、今日のTRIDENTSはやってくれる!という期待がどこからともなく伝わってきた。

その思いに答えるかのように、自陣40ydsからとなった阪大オフェンスはパスは失敗するものの、ランを出しまたもやフリフリ。今度はこれがきれいに決まり#7 WR 羽黒選手の胸にすっぽりと入った。

これにより敵陣25ydsまで攻め入ったオフェンスはランを繰り返し、最後は#4RB 木村選手が左のオフタックルを走りきり5ydsのTDラン! 

【阪大 14-7 学院】と突き放しに成功した!

と、喜んだのもつかの間 敵陣37ydsから始まった阪大のディフェンスはまたもやパスを繰り返され、気付けばレッドゾーンに入られ、そのままTDを取られてしまった。 【阪大 14-14 学院】

その後のオフェンスもあまりゲイン出来ず、パスをインターセプトされてしまう。パスでやられ、パスが通らない。阪大の嫌なパターンだ。

そう思った直後のプレイ#41DB 重良選手がインターセプト敵陣の奥深くからのオフェンスとなったが、パスが3本続けて失敗となり、FGとなった。前半終了間際に差をつけて終われると誰もが思ったFGトライ。

ところがボールが乱れてしまい、FG失敗。これは予想してなかった。

出だしは良かった前半だったが、終盤の流れの悪さにスタンドには嫌な空気が流れた。しかし、それを変えてくれたのはフィールドの選手たちだった、試合に出ている選手はもちろん、サイドラインの選手、スタッフ、コーチ全員から今日は必ず勝つ!!!という気迫が伝わってきた。

【第3Q】

フィールドの気持ちを感じての後半は阪大のレシーブから始まった。

またもや#41 重良選手が好リターンを見せ、オフェンスは敵陣深くまで攻め入ったが、ギャンブルが失敗し、攻守交替となった。

ディフェンスは前半手を焼いていた学院RB #44のランを次第に止まるようになり、パスディフェンスでも#49 DL 村上選手がQBサックをするなど、安心してみることが出来た。

ディフェンスが回してくれた好ポジションからのオフェンスはラン・パスを繰り返しG前へ。最後は#2RB 小木曽選手がダイブで持ち込みTD!! 【阪大 21-14 学院】 とし、再度学院代を突き放した!今年の阪大オフェンスからは何度でも点を取ってオフェンスで勝つ!という気迫が伝わってきた。

3Q残り時間 2:10

【第4Q】

この辺りから学院大には不必要なタイムアウトや反則が増えてきた。#42DB 河本選手のナイスタックル#52DL 大家選手のパスカットもあり、DLをはじめディフェンスはプレッシャーをかけることが出来ているようだった。そんな中、#22DB 藤原選手のインターセプトが飛び出し攻守交替となった。そろそろ時間が気になって来る時間帯になってきた。

4Q 残り時間10:00

オフェンスは止められるものの、パントのファンブルを奪い取り再度オフェンス。敵陣奥深くまで攻め入りFGとなったが、またもや失敗。けして安心できない試合展開はまだまだチームとして安定していないということだろうか。

残り時間 6:46

またもやディフェンスが魅せてくれる。#92 DL 山尾選手、#8 LB 郡山選手がQBサックを連発し、学院大の反則もあり攻守交替。

この後は阪大、学院ともにターンオーバーがあり、残り時間もわずかとなった4Q終盤

阪大のオフェンスはランを繰り返し、あとは時間を潰すだけだと誰もが確信したかもしれない時、#4RB 木村選手がまさかのファンブルロスト。残り時間 1:40 得点差は7点 相手はパスの得意な学院大 スタンドにまたもや嫌な空気が流れた。

この阪大の危機を救ったのは#42DB 河本選手だった。パスをインターセプトすると一気に敵陣までリターン阪大の勝利を大きく引き寄せた!ただ、「早くダウンしてくれ。ターンオーバーだけは止めてくれ。」と思ったのは私だけではなかったはずだ(笑)

最後はオフェンスがニーダウンして試合終了!

”Remember 10.20!”

大阪学院大学に雪辱を果たした瞬間だった。

終盤は決して安心できる展開でもなく、この試合で一部昇格が決まったわけでもないが、この試合・このシーズンに懸けるチームの気持ちは十分に伝わってきた。一年越しで学院に勝ったことで、やっと一部への挑戦が見えてきた。まだまだシーズンは長い、次節の相手は優勝候補の京産大、ここに勝たずして一部昇格は無い。

必ずや勝利してくれると信じている。

<執筆 スタンドより”い”>